Vol.785 27.Dec.2019

瀬戸内ドライブ旅行(3)〜しまなみ海道 瀬戸内ドライブ旅行(4)〜通販ショップへ立ち寄り帰宅

D 瀬戸内ドライブ旅行(3)〜しまなみ海道

by fjk

【第3日目】(156km)

道後温泉駐車場→国道317号→今治北ICからしまなみ海道→来島海峡SA→大島南IC→亀老山展望公園→大島南IC→伯方島IC→道の駅「伯方S・Cパーク」→伯方島IC→大三島IC→道の駅「しまなみの駅御島」→大三島IC→生口島南IC→平山郁夫美術館→生口島北IC→西瀬戸尾道ICから国道2号線→千光寺公園駐車場→(千光寺・尾道市内)→国道2号→ポッポの湯→国道2号→県道47号(給油)→ 道の駅「アリストぬまくま」(泊)
@ 来島海峡SA・亀老山展望公園・しまなみ海道の道の駅
 朝湯で出発時間が遅くなったので、松山市内を避けて山越えの道(国道317号)で今治に向かう。
 今治北ICから「しまなみ海道」を走り、途中来島海峡SAで休憩。すると、偶然シュピーレン仲間と遭遇した。200台も無い車同士で時間と場所が一致するなんて・・。相手の方は「5年間この車で旅行しているけど、シュピーレンに合うのは初めて」と言っていた。SAのショップで愛媛での土産を購入し、再びしまなみ海道を走り、大島南ICで高速を降りる。
 亀老山展望公園は来島海峡大橋の全景が見えるスポットで、夕日が沈む時間が美しいといわれているが、この日は早朝でも晴れていて壮大な景色が眺められてラッキー(風が結構強い)。
 しまなみ海道のいくつかの島に立ち寄ってみる。伯方島ICでしまなみ海道を降り、道の駅「伯方SCパーク『マリンオアシス』」で有名な「伯方の塩」を購入。次に、大三島ICで降りて、道の駅「御島」に立ち寄る。地元の柑橘類を物色していると、生産者のおじさんから「これは私のミカンで小さいけどおいしいよ」と言われ、試食してみると甘かったので、価格も安く、即購入
来島海峡SAから橋を望む シュピーレン仲間 亀老山展望公園より橋を望む
マリンオアシス 道の駅「御島」 多々良大橋

A 平山郁夫美術館
 道の駅「多々良しまなみ公園」を横目で見ながら、再び大三島ICからしまなみ海道に入り、大三島と生口島の間に架かる斜張橋の「多々良大橋」を渡り、生口島南ICでしまなみ海道を降りる。橋の下を通り、瀬戸田サンセットビーチ沿いに進むと町並みが現れ、大きな寺院(耕三寺)が見え、その寺院の前にあるのが「平山郁夫美術館」である。美術館前の駐車場に車を止めて、美術館に入る。
 平山郁夫は1930年に尾道市瀬戸田町(生口島)に生まれ、広島で被爆し、仏教伝来をはじめとする平和を願う作品を多く描いている。シルクロードへ取材旅行にも出かけ、当地の絵も数多く描いている。美術館には平山の生い立ちや少年時代の絵画、しまなみ海道を描いた作品が展示されている。今年はしまなみ海道開通20周年記念と言うことで、「東洋のビーナス」と称される普賢菩薩像が描かれた敦煌莫高窟第57窟を(クローン)復元した展示が行われていた。シルクロード作品がもっと多く展示されていると思ったが、他で展示されているのか意外に少なかった。しかし、音声ガイドは平山郁夫本人の肉声で、これには感激した。写真撮影はノーフラッシュでOK。
 昼食は美術館で教えてもらった、美術館近くの日本料理「まきの」で鯛飯(松山と少し異なる)と穴子寿司を頂いた。耕三寺も有名だが、見学に時間がかかりそうなので今回はパスした。
 生口島北ICからしまなみ海道に、鷹栖ICから国道2号入り、千光寺公園駐車場に向かった。途中の因島には黒酢で有名な万田酵素のHAKKOパークがあるが、尾道観光を優先にここもパスした。
平山郁夫美術館入口 美術館内部の展示風景 仏像画も多数
敦煌石窟像 シルクロード絵など 「まきの」の鯛飯

B 尾道・千光寺
 千光寺公園駐車場は山の上にある、くねくねの狭い山道を登っていくと、視界が開けたところに駐車場がある。駐車場は時間外は無料だが日中は有料(\600)となる。千光寺公園の展望台に上ると、眼下に瀬戸内海の面した尾道の町、尾道水道を挟んで向島などの島々が見晴らせる。
 ロープウェィ乗降場横から山道のような「文学のこみち」を下りると、途中に林芙美子の作品碑など25の文学碑がある。千光寺は806年に空海によって作られたと言われ、鐘楼の鐘の音は日本の音風景100選に選定されている。空海さんと本堂にお参りをして、石の階段をさらに下る。
 千光寺からの道は舗装された階段の道となっており、ところどころに猫の灯籠がある。道を歩いていると散歩する猫にもよく出会う。坂の途中から見る天寧寺の3重塔のカットは絵になる。
 階段の道は、山陽本線の踏切で終わる。尾道中央商店街のアーケードを歩いていると,、(木曜日が)定休日か閉まっている店が多い。ちょうど見つけた「尾道浪漫珈琲本店」でお茶休憩。
 尾道は、「坂の町」「文学の町」「映画の町」と言われ、映画のロケもよく行われている。市役所の近くに「おのみち映画資料館」「おのみち歴史博物館」があるので行ってみる。映画資料館には小津安二郎監督の「東京物語」などの資料や往年のスターのポスターが並ぶ。歴史博物館では海運で栄えた時代の尾道の資料が展示されていた。
 夕方に近くなり、ロープウェィで山上の千光寺公園に戻る。
千光寺公園駐車場 千光寺公園 尾道市街を望む
文学の碑の岩? 林芙美子の文学碑 千光寺本堂
天寧寺の3重塔 尾道は坂の町 山陽本線の踏切
おのみち映画資料館 おのみち歴史博物館 ロープウェィより鐘楼を望む

C 平原温泉「ポッポの湯」・道の駅「アリストぬまくま」
 千光寺公園駐車場から山を下り、栗原ICから国道2号に出て、平原ICから平原温泉「ポッポの湯」に向かう。当初の計画では、「道の駅ぬまくま」近くの温泉を利用する予定だったが、その温泉が3月で営業を終了しており、代わりの温泉として「ポッポの湯」(スーパー銭湯)を利用した。入浴ついでに食事付きの入浴券で夕食を済ませる。この湯には大型バスで来る人もあり、賑わっていた。入浴後、近くのコンビニで翌朝の食材の買い出しをする。
 平原ICから国道2号、西藤IC から 県道47号に入り、県道途中にあったセルフのガソリンスタンドで給油(本旅行で定価最低)した。アリストぬまくまの到着は8時頃となり、宿泊の準備をして車中泊。道路から少し離れているので、結構静か。この付近には便利な道の駅がここしか無く、もっと混んでいると思ったが。車中泊仲間は3台と空いていた(早朝の朝市では混んできたが)。
 星空が見える放射冷却のせいか、夜間にシュラフに入っていても少し寒くなってきた。準備していた電気敷毛布(100V、40W)をJarckyの700Wポータブルバッテリにつなぎ、暖をとる。この組み合わせは十分に暖かく、使用時間も8時間以上と、晩秋の車中泊にはベストの組み合わせだった
平原温泉「ポッポの湯」 豪華な(?)夕食 アリストぬまくま(翌朝)


D 瀬戸内ドライブ旅行(4) 〜通販ショップへ立ち寄り帰宅

by fjk

【第4日目】 (581km)

道の駅「アリストぬまくま」→県道47号→鞆の浦→県道22・380号・国道162号→福山東ICから山陽自動車道→篠坂PAでトイレ休憩→倉敷JCTから瀬戸中央自動車道→水島IC→県道21号→(児島市内)→県道21号→水島ICから瀬戸中央自動車道→倉敷JCTから山陽自動車道→吉備SA(昼食)→竜野西SA(給油)→山陽姫路東ICから播丹連絡有料道路→生野北第1ICから国道312号→(竹田)→和田山から国道9号→ドライブイン「やくの」→福知山ICから舞鶴若狭自動車道→敦賀JCTから北陸自動車道→南条SA(夕食・給油)→(富山)
@ 鞆の浦
鞆の浦は万葉集にも詠まれた潮待ちの港として栄え、北前船や朝鮮通信使が立ち寄る風光明媚なところとして有名。坂本龍馬のいろは丸展示館やジブリ映画「ポニョ」のモデル地になるなど、みどころも多い。しかし、早朝で先の長い走行予定もあるので、(非常に狭い道路の)町並みをみながら(通勤の車に追い立てながら)通り過ぎるだけだった。時間があれば海上から観光するのもよさそう

A 児島の「かぐらや」・ジーンズストリート
 最初の計画では岡山後楽園や竹田城址へ寄る予定だったが、女房の希望で児島の「かぐらや」へ寄ることにした。かぐらやは通販で有名な洋品店で、実物のサイズや色の確認をしたいという。
 福山東ICから山陽自動車道、倉敷JCから瀬戸中央自動車道、水島ICで降りて、児島市内へ向かう。児島ショッピングコートパティオの駐車場に車を止め、パティオ内のかぐらやへ向かう。しかし、開店時間になっても営業開始する様子が無く。近くの店で聞いてみると、「その店は午後から開店で、もう一軒の店に行くよう」に勧められ、ショップ内にある別のかぐらやに行く。
 紹介された店はこじんまりとしており、女房の希望の物があったようで、念願の品物をゲットしご満悦。最初の店は大きかったので、こちらの方が探しやすいとのこと。
 かぐらやで、近くに「ジーンズストリート」があるので、そちらもお勧めと言われ、行ってみる。看板が少なくうろうろしていると、近くを歩いている人がいたので、教えてもらい、なんとかジーンズストリートに着くことができた。異業種を含め30店舗あるストリートを歩いていると。ミシンの音が聞こえ、窓越しに職人の作業を見ることができる。BIGJOHN児島本店の大きな店もあり、入ってみると、ジーンズ生地を利用したジーンズ以外の物が多数展示されていた(でも多くは若者向きか?)。
かぐらやのあるパテォ ジーンズストリートの看板 何も無いようなストリート

B 竹田城・そしてひたすら高速
ショッピングも終わり、水島ICから瀬戸中央自動車道、倉敷JCから再び山陽自動車道を走り、途中の吉備SAで昼食。山陽道最後の竜野西SAで給油し、山陽姫路東ICから播丹連絡道路、生野北ICからは国道312号を走る。
 竹田市街に入り竹田駅に向かうと、前方の山の上に竹田城(の石垣)が見えてきた。竹田城には駅近くの駐車場に車を停め、シャトルバスやタクシーで城に向かうコースとなる。バスの本数は少なく、城までの往復に時間がかかるとのことで、今回は場所の確認のみ。
 和田山から国道9号に入り、国道沿いのドライブイン「やくの」でトイレ休憩し、丹波黒豆をゲット。さらに国道9号を走り、福知山ICから舞鶴若狭自動車道、敦賀JCから北陸道を走る。この頃には、あたりはすっかり暗くなっていた。北陸道の南条SAで再びトイレ休憩し、名物の越前そばで軽く夕食。ガソリンは富山まで持ちそうだが、念のためにここで給油。さらに北陸道を走り、富山には夜の8時頃に着いた。
総走行距離は1640km、ガソリンは154L(20〜30L/回)で燃費は約10.6km/Lとなった。
竹田城を下から眺める ドライブイン「やくの」 南条SAはすっかり暗い

 本旅行で、朝食は全て車中で摂った。旅行出発日の前日に作った酢の物と漬物を冷蔵庫に保管し、これを最終日まで食べることができた。主食はおにぎりやお寿司(鱒寿司など)、パンで、味噌汁とコンビニで準備した野菜サラダなどである。多くの車中泊仲間は他(コンビニ?)で食事をするのか出発が早く、6時には起床し、お湯を沸かしていたが、車の出発(7〜8時頃)は最後に近かった。


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