Vol.841 25.Mar.2022

OCRソフト「瞬間テキスト2」 PICkit4でPICのデバッグ

O OCRソフト「瞬間テキスト2」 〜画面キャプチャー

by fjk

 ソースネクストの「瞬間テキス2」は、画面キャプチャーした画像をそのまま文字認識し、編集可能な文字データに変換するソフトウェアで、日本語・英語・中国語・韓国語の文字認識に対応。しかし罫線や図形は認識できない。画像内の文字や通常コピーできない画面上の文字を囲むだけで、クリップボード上でテキストに変換し、そのままペーストできる。
 主な用途は、

● 画像や動画に含まれる文字のテキスト化
● コピペできないPDFやwebサイトのテキスト化
● ファイルやフォルダのリスト化も簡単
テキストの取り込み → google翻訳 → ワープロへ貼付 PDFファイルを翻訳した例


P PICkit4でPICのデバッグ 〜MPLABX_IDEデバッガ

by fjk

 MPLABX_IDEにはプログラム開発を手助けしてくれる、デバッグ機能がある。このデバッグ機能には以下の2種類があり、project/propaty/ConnectedHardwareToolで選択できる。

@ 書き込むPICが無くても動作をシミュレーションで確認できる機能(smilater)
A 実際のPICにプログラムを書き込んでデバッグを行う機能

 デバッグ機能を使うと、

● ブレークポイントを設定して任意の場所でプログラムの実行を中断できる。
● ステッップ機能で、プログラムを1ステップ毎に実行できる
● 中断したときの変数の内容を確認(一部は変更)できる

 プログラムの作成後、デバッグツールを起動するには、画面上部のDebugMainProjectボタンをクリックすると、デバッグメニューが使用できるようになる。

 ブレークポイントの設定は、プログラムの行番号をクリックすると設定され、行が赤く表示される。

 プログラムを実行し、ブレークポイントに到達すると、行の表示が緑となり、ポーズ状態となる。

 ブレークポイントは@のシミュレートでは任意に設定できるが、Aの実機では1カ所しか設定できない。

【ポーズ時のメニューボタン】
[Reset]:  プログラムを最初から実行。
[Continue](又はF5キー):プログラムを再開。
[Step Over](又はF8キー):関数は飛ばし次行で停止
[Step Into](又はF7キー):関数の中も含め1行ずつ実行

デバッグボタン

デバッグ開始(ポーズボタンが有効

デバッグでポーズ中のメニュー

ブレークポイントの設定例

 変数の確認は、調べたい変数にカーソルを合わせ、しばらく待つと現在の内容が表示される。なお、ローカル変数は表示されないことがある(→static変数などで宣言)。

 画面下部のVariablタブをクリックするか、Windows/Debugging/Valiablesを選ぶと、変数リストが表示され、 で「new]を選び、変数を指定すると、リストで値が表示される。SFRSを選択するとPICのレジスタも選択できる。また、この表で、Valueを選択すると変数の値を入力できる。なお、PIC端子の入力値をシミュレートする場合はStimulusタブを選択しアクションを設定する。



OCRソフト「瞬間テキスト2」 PICkit4でPICのデバッグ