いざ使おうとすると買い置きの乾電池が無く困ることがある。そんな時便利なのが充電電池(二次電池)で、充電すれば何度でも使える。そして、主な小型充電電池には以下の種類がある。
電池のリサイクルマーク |
エボルタ(上)とエネループ(下) |
なお、小型二次電池は「資源有効利用促進法」により、リサイクルすることが義務付けられ、回収対象の電池は上のようなマークが付けられている。必ず住んでいる自治体のゴミマニュアルに従うこと。
充電電池と充電器との関係は、使用が保証されている組み合わせ以外を使うと、電池の寿命が悪くなるだけでなく、発火などの事故に繋がる場合もあるので、必ず決められた組み合わせを使うこと。
たとえば、パナソニックのエボルタ・エネループ電池と充電器の関係は、以下を参照。
充電池
充電器1
充電器2
パナソニックのニッケル水素電池には、「エネループ」と「エボルタ」の2種類があるが、エネループは元々サンヨーの製品で、以下のような違いがある。
(括弧内はエネループproとエボルタエコノミー。電池容量の単位はmAh)。
===== 単3 ===== | ===== 単4 ===== | |||
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電池容量 | 充電回数 | 電池容量 | 充電回数 | |
エネループ | 1,900 (2,500) | 2,100 (500) | 750 (930) | 600 (150) |
エボルタ | 1,950 (1,000) | 1,800 (1,200) | 780 (650) | 500 (1,000) |
繰り返し回数に拘るなら「エネループ」、長持ちを重視するなら「エボルタ」。
また、エネループにはproもあり、カメラ(フラッシュ)などパワーが必要な機器に向いている。
前報(abc855)でIOデータのリモコンコードを解読することが出来るようになったが、PIC16F18424(ROM=4k、RAM=512)ではやはりメモリ容量が少なく、リピートがあるデータではメモリオーバーになることもある。そこで、マルツオンラインでPIC16F18426(ROM=16k、RAM=2k)を入手した。
USB接続は115200bpsに高速化し(パソコン端末も合わせること)、メモリが増えたので、多くのフォーマットの確認・解読ができるようになった。さらに、パソコンがなくても16文字×2行のLCD(AQM1602Y、秋月電子)にも解読データを表示するようにした。バックライト付きLCDはピンヘッダーでかさ上げし、ライト端子も配線(LCDのバックライトは30mA程度が推奨)。なお、mark部の長さが変わるSonyフォーマット等の解読には未対応だが、生データはパソコンで確認可能。
リモコンデータの取得プログラムはabc855をベースにLCD表示部を追加した。LCDのコントローラはST7032iで、AQM0802Aも同じなので、共通のライブラリ(LCD_ST7032i.c)として作り直した。そのついでに、1行の表示文字数が16文字だが、LCDの内部データは40文字まで使えるので、新たに「画面表示位置のシフト」と「ユーザ用CGパターンの登録」もライブラリに追加した。なお、Redirect STDIO を有効にすると、printf文などの出力がLCDに表示されるようになる(今回はEUSARTでprintf文を使うのでコメントにしてある)。
MPLAB_Xでライブラリを追加・使用するにはabc840を参考に。
赤外線リモコン受信モジュールは、シールド付きのPL-IRM0101(秋月電子、I-00622、@110)を用いたところ、ノイズに少し強くなったようだ。。
赤外線リモコン解析器回路図(5V電源はUSBから) |
赤外線受信モジュール (PL-IRM0101) |
かさ上げしたLCD表示器 |
信号解析後のLCD表示例 |
表示を左に少しシフト |
(ボタンは、左から「左シフトボタン」「右シフトボタン」「ホームボタン」) |
【プログラム】 青字は前回、赤字は今回、オリジナルに追加・変更したところ。
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