Vol.717 9.Jun.2017

Aruduino(7)〜SDカードへ温湿度データを記録〜 電子回路図作製ツール Voice_Tra

A Aruduino (7) 〜SDカードへ温湿度データを記録〜

by fjk

 SDカードを利用するにはカードリーダーが必要で、今回はサンハヤトのCK-40を利用した。秋月のキット(K-05488)も入手したが、カードの幅が狭いCK-40にした(カード検出回路は不使用)。SDカードスロットの動作電圧が3.3Vとなっているので、Arduinoで使う場合はI2Cの信号電圧を変換する必要がある。電圧変換法には種々の方法があるが、今回は抵抗(2.0kΩと3.9kΩ)を利用する分圧法を使った。スケッチはサンプルにある「SDカード/Datalogger」を参考にした。
 さらに、最終的にデータロガーとしての利用を考慮し、時刻の修正機能と、時計機能の電池バックアップ回路(CR2032(3V)、電池ホルダーは両面テープで固定)も追加した。



E 電子回路図作製ツール

by fjk

フリーの電子回路設計ツールとして"Eagle"を使っていた。Eagleは自動配線が出来るなど便利だが、パターン図が必要なくてもパターンデータを作成しなければならず面倒になってきた。そこで、もっと簡単な電子回路図のみの作成ツールとして、水魚堂の"bsch3v.exe"を使ってみた。実際に利用するには部品ライブラリが必要で、ライブラリ作製・編集ツールであるLCoV.exeで部品を作成し、bsch3の「設定/ライブラリ」でライブラリの設定を行うと、作成したパーツが使えるようになります。
 使い方は簡単で、画面の上にアイコンがいくつも並んでいますが、そのうち「セレクタ」は個々の部品を選択するツールで、配線は接続を維持したまま移動しませんが、ネーム名や配置変更などが自由に行えます。「ドラッグ」はパーツを移動するとワイヤーも繋がったまま一緒に移動します。この機能を使い分けることでほとんど思い通りの配置にすることが出来ます。  詳細は水魚堂のオンラインマニュアルを参照。
回路設計画面 パーツ選択画面 ライブラリ編集画面



V Voice Tra (スマホの音声翻訳アプリ)

by fjk

VoiceTraの利用画面
「VoiceTra」(ボイストラ)は国立研究開発法人情報通信研究機構の先進的音声翻訳研究開発推進センターが提供している実証用のアプリ(試用版)で、スマホ等に音声で話しかけると、英語や中国語を含む31カ国後で翻訳し、画面と音声で出力してくれます。翻訳にはサーバーを利用しているためネット接続が必要ですが、以外とスムーズに応答してくれます。日本語への翻訳も出来るため、外国の方との日常会話に利用できそうです。さらに、正しく翻訳されたかどうかを確認するため、再翻訳結果も表示されます。
 実証試験用ですので、提供が突然中止されることもありますが、最新の翻訳技術を実感できます。なお、利用環境はIOS8.0以降またはAndroid4.1以降となっています。今のところ、利用は無料ですが、通信料がかかります。



Aruduino(7)〜SDカードへ温湿度データを記録〜 電子回路図作製ツール Voice_Tra