Vol.721 28.Jul.2017

第1日 第2日 第3日 マップ

T 東北弾丸ツアー 〜みちのくベストハイライト〜

by fjk

東北へは何度か訪問しているが、女房は宮城県までしか行ったことがなく、旅行会社のチラシで「角館−十和田−平泉−松島」が2泊3日で39,800円につられ、久しぶりに行ってみることにした。

≪第1日≫

旅行会社から送られてきた「旅行行程表」を富山駅の改札で見せて「はくたか552号」に乗車する。列車のデッキに添乗員のYさんがいて、指定された座席に座る。今回の参加者は29名とのこと。39分乗車で上越妙高駅に着いた。
 上越妙高駅では添乗員に付いて列車を降り、「しらゆき1号」(車間のドアがガラス)に乗る。約2時間乗車で新潟駅に着いた。 新潟駅は工事中で混雑していた。南口にはほとんど人がいない。ここでドリーム観光の貸切バスに乗車する。バスの運転手はOさん。バスでの移動は長時間で強行な行程となるので、決められた行程で、トイレ休憩を必ずとるよう指示される。  バスルートは日本海に沿って日本海東北自動車道を使って北行するルートである。同自動車道は新潟−山形、山形−秋田の両県境が出来ていないので、そのたびに国道7号を通る(結構道路工事を行っていた)。
 バスは「新潟亀田IC」から日本海東北道(途中から無料区間となる)を走る。本ツアーは弾丸ツアーで、ひたすらバスを走らせるため、1日目と2日目は停車した場所での昼食がなく、家から持ってきた弁当をバスの中でいただく(予約すれば弁当を注文できる)。バスは走り、「朝日まほろばIC」で高速道を下りて国道7号に入り、7号沿いにある道の駅「温海(あつみ)」で1回目のトイレ休憩。この道の駅は海沿いにあり、遠くに粟島の島影が見える。  7号線をしばらく走って「いらがわIC」から再び日本海東北道(この区間は無料)を走る。途中、鶴岡JCで山形道と合流し(ここから有料)、酒田みなとICで高速道路を出て、再び国道7号を走る。同じく7号線沿いにある道の駅「象潟(さいがた)ねむの丘」でトイレ休憩。土産物屋も物色するが、荷物となりそうなので何も買わずにバスに戻る。晴れていれば鳥海山が見えるはずであるが、残念ながら曇っていて山は見えない。  バスは岩城ICから再び日本海東北道に入り、「河辺JC」から秋田道を大曲方向に進む、「協和IC」で秋田道を下り、国道341号、国道13号を一寸通り、盛岡に続く国道46号で角館に向かう。
 角館は「みちのくの小京都」と呼ばれ、古い武家屋敷と桜が有名で、樺(桜皮)細工も盛んです。秋田名物の稲庭うどんもいただけます(前回来た時、ここで稲庭うどんをいただいた)。バスは「桜並木駐車場」に停まり、駐車場の脇の木内川に沿って桜が植えられており、花の季節(4/20〜5/5)はここだけでなく町中に桜があふれるとのこと。2人乗り人力車(3000円/15分)による観光サービスがあり、足に不自由がなくても違った経験が出来るとのこと。我々は樺細工に興味があり、立ち寄り先を事前に決めていたので、人力車は利用しなかった。
 最初に訪れたのは「角館樺細工伝承館」(300円)で建物の中では樺細工加工の実演が行われていた。工芸の歴史の紹介や細工加工品も販売されている。女房は興味深げに商品を見ていたが、今ひとつ満足できないのか、結局何も買わなかった。次に向かったのが石黒家の向かいにある「桜皮加工センター」で、ここでは、小さな樺細工の小皿(@1,350円×2枚)を買った。
 「石黒家」(400円)は現存する角館の武家屋敷で格式が一番高い家柄の屋敷で、靴を脱いで座敷に上がり、説明員の方が丁寧に紹介してくれるが、見学エリアは広くなく、少し物足りない。続けて訪ねたのは「青柳家」(500円)で、こちらは見学エリアが広く(3000坪に6つの資料館)、ゆっくりと見ていると集合時間に間に合わなくなりそうだ。武具や美術品、解体新書なども展示されている。通路の途中で青柳家伝来の刀が展示されていて、これを持ち上げてみた(結構重い)。  前回来たときはさらに他の屋敷も訪れたのですが、今回は時間がなく、見学はここまでとし、添乗員のYさんに勧められた「君ちゃん」で土産物を買いました。君ちゃんは元々は酒屋で「酒ようかん」がおいしいと紹介され、店内に入ると最後の酒ようかんが残っておりGET。「今日は酒ようかんがよく売れる」と店主が喜んでいた。
 バスは国道105号を大館方向に進み、途中から田沢湖に向かう。田沢湖(水深423m)は日本で一番深い湖(世界で17番目)で、「たつこ像」などが有名であるが、今回はバスの車窓から湖を見るだけで、たつこ像も経路にはなかった。田沢湖には以前クニマスが住んでいたが、上流にある玉川温泉の強酸性の水(pH1.1)が流れ込みクニマスなどの魚がいなくなった。その後、2010年に「さかなくん」が山梨県の西湖でクニマスを発見し話題となった。  バスは国道341号を鹿角(かづの)方向に進み、途中「プレイパーク戸瀬」近くの駐車場でトイレ休憩し、玉川温泉を眼下に見ながら峠を越えて、「鹿角八幡平IC」から東北道に入り、「小坂IC」で高速道路を下りる。「十和田IC」からの国道103号の方が十和田湖までの距離が近いが、小坂ICからの道(県道2号、樹海ライン)の方がうねりが少なく走りやすい。途中の「発荷峠」から十和田湖を俯瞰できるはずであるが、峠に着く頃には少し暗くなっており、十和田湖の湖面を確認するだけで写真撮影は困難だった。宿泊予定の「十和田レークビューホテル」に着く頃にはあたりは既に暗くなっていた。部屋はビジネスホテル風で、早々に夕食と入浴を済ませ、旅行の第1日目を終えた。

新潟行きのしらゆき1号
(上越妙高駅)
しらゆきの車両間ドア 人気が少ない新潟駅 道の駅「温海(あつみ)」
道の駅象潟(さいがた) 角館の桜並木駐車場
(右手は桜並木)
角館の樺細工伝承館 樺細工加工の実演中
武家屋敷が並ぶ角館 石黒家の中 青柳家の展示品 青柳家の伝来の刀
(持ち上げられます)
土産物屋の「君ちゃん」 水深日本一の「田沢湖」 プレイパーク戸瀬の
駐車場
十和田
レイクビューホテル



≪第2日≫

初日に宿泊した十和田レークビューホテル(オプション)は十和田湖畔にあり、本ツアーの標準の宿は「十和田荘」(レークビューホテルと同じ経営)で、宿から湖が見えるかどうかの違いとのこと(遊覧船の乗船場までの距離はほぼ同じ)。せっかく目の前に湖があるので、早々に朝食を済ませ、湖畔を散策する。  十和田湖は約2,000年前の火山活動で出来た二重式カルデラ湖で海抜400m、周囲は約46km(日本で12番目)、最深326.8mと日本で3番目の深い湖(2番目は360mの支笏湖)。
 ホテルの直ぐ横に小川(神田川)が流れており、この川が秋田県と青森県の県境になっていた(ホテルは秋田県、十和田荘は青森県)。手入れが行き届き緑に囲まれた湖畔の緑地はすがすがしく、御前が浜を湖畔に沿って乙女の像に向かって歩くと、気持ちが良い。ボートハウスでは貸しボートの準備をしている。自転車も貸し出しできるようだが、歩いて行くことにした。浜の一番奥まった場所に、高村光太郎作のブロンズの「乙女の像」があった。ここまで歩いて15分以上もかかり、早朝だがチョット暑くなってきた(後続の同乗者はこの自転車を借りていた)。像の前で写真を撮ってもらい、同じ道を歩いてホテルに帰る。
 ホテルで冷たいリンゴジュースを飲んで休憩。このホテルには至るとこに、「東北のこけし」が多数飾られており、聞くと前オーナーが集めていたものとのこと。東北には11系統のこけしがあり、ここには全11系統のこけしが一同に会している。鳴子(なるこ)、遠刈田(とうかった)、土湯が3大発祥地と呼ばれ、鳴子は訪れたことがあり、この日の宿泊は遠刈田に泊まる予定である。
 十和田湖は一度訪れているが、遊覧船の乗船は初めてである。2階建ての遊覧船(2階は別料金)に乗り、奥入瀬川の源流である子の口に向かう。西の湖から湖の中心に出ると、十和田湖は思っていたより大きい。岸辺の見所や十和田火山の説明を聞きながら40分ほどで子の口に着いた。梅雨時期で天候が不安だったが、青空が広がる晴天で、湖の色も綺麗な紺青で、天候に恵まれた。
 ここで、遊覧船に不乗車の一行と落ち合い、奥入瀬渓谷をバスの車窓から眺めながら、狭い国道103号を下る。奥入瀬渓谷は子の口から焼け山まで約14km(歩くと約5時間)で、途中に14個の滝がある。駐車場がある石ケ戸でバスを降り、渓谷沿いを少し散策する。渓谷のほとんどは車窓からだったが、以前来たときは雨が降った後で、普段は見られない滝が見られたり、水が多いときの方が見所が多いとのこと。しかし、この日は、大雨の後で水は少し濁っていた。暑いのでソフトクリームを買って食べていたら、同行の人も食べたいと言って買ってきていた。
 バスは来た道を奥入瀬渓谷沿いに子の口に向かい、さらに十和田湖畔、発荷峠を通り、小坂ICから東北道に入る。この日も昼食は車内ということで、途中「花輪SA」で弁当を積み込み、弁当は車内でいただいた。平泉観光を前に、トイレ休憩をかねて「平泉PA」に寄り、「平泉前沢IC」で東北道を下りて、平泉の観光バス降車場についた。この駐車場は金色堂に近い団体バス専用で、傾斜がきつい月見坂を登らなくても良い。前回は坂の下の駐車場に車を止めて、きつい坂を登ったが、暑くて本堂の近くの売店で扇子を買った。今回はほとんど汗をかかずに済んだ。
 平泉では最初に中尊寺の宝物を納めた「讃衡蔵(さんこうぞう)」を見学した。讃衡蔵は奥州藤原氏の残した3,000点あまりの文化財を収納する宝物殿で平安期の諸仏、国宝中尊寺経、副葬品などが納められている。前回はビデオ説明もゆっくり聞いたのだが、この日は混んでいたのと、見学時間が限られていたので、早々に蔵を出て、次の「金色堂」(2館セット見学券)を見学。
 金色堂は中尊寺創建当時(1124年)の姿を今に伝える建造物で、極楽浄土の有様を表現しようとした清衡公の願いによって創建された御堂です。藤原4代の亡骸が金色の棺に納められ、今も安置されている。金色堂はこの世界遺産の中で中心的なシンボルとなっている。
 芭蕉の句碑や旧覆堂、除夜の鐘で知られる鐘楼などを見学し、中尊寺本堂にお参りし、月見坂を下る。途中の展望台から源氏との最後の合戦が行われた衣川を遠望し、ここで弁慶が最後を遂げたと説明を受けた。弁慶堂を横に見ながらさらに下って行くと、前回来たときに昼食を摂ったそば屋が相変わらず営業しており、懐かしく思った。坂を下りて、「平泉レストハウス」駐車場に停まっているバスに乗る前に、土産物屋に立ち寄り、トイレの借用と土産を買った。
 バスは平泉前沢ICから東北道に入り、遠刈田温泉に向かう。途中、仙台近くで左手に観音様(後ろ姿)を見ながら、東北道を南行する。山形道へ分岐する村田JCを通過し、村田ICで東北道を下りる。バスの交換が難しいような狭い山道をひたすら走り、インターを下りて30分ほど進むと、宿泊予定の蔵王ロイヤルホテルに着いた。途中で雨が少し降ってきたが、ホテルに着く頃には止んでいた。到着時刻が早く、日没前で明るかったので、ゆっくりと露天風呂に入り、食事をとり、床についた。

緑の湖畔公園に県境の川 高村光太郎作の
「乙女の像」
沢山のこけしが並ぶ
エレベータホール
東北の11系統こけし
十和田湖遊覧船 十和田湖は結構大きい 奥入瀬の穏やかな瀬 奥入瀬の滝のような流れ
東北道から岩手山を望む スイカ模様のガスタンク 中尊寺の讃衡蔵
(さんこうぞう)
有名な金色堂
(こんじきどう)
芭蕉の句碑 旧・覆堂(おおいどう) 中尊寺本堂 衣川(手前)を望む



≪第3日≫

    遠刈田温泉8:30→9:55松島10:09〜<観光船遊覧>〜10:42松島(五代堂、瑞龍寺、昼食)12:30〜14:09安達太良SA14:20→15:42阿賀野川SA15:55→17:15米山SA17:25→18:00上越妙高=18:35<はくいたか571>19:15=富山  【バス走行距離:約495km】

ホテルの窓は東向きで、日の出を見ることが出来た。ホテルは山の中の高原ホテルで、蔵王のお釜噴火口やスキー場などがあるが、歩いて行ける範囲には観光スポットが無い。ということで、朝は風呂に入り、ゆっくりと出発準備をした。
 ホテルの売店に行くと、遠刈田系のこけしが販売されており、それほど大きくないこけしを買った。以前、網走でニポポ人形を旅行の初日に買って、旅行中ズーット鞄の底にあったが、今回は最終日。

東北のこけしは以下の11系がある。
@土湯系:頭は小さく、黒の蛇の目模様と大ぶりな前髪、鯨目で垂れ鼻。おちょぼ口。
A八治郎系:頭は大きく、ベレー帽のような多色のろくろ模様が特徴。
B遠刈田系:頭は大きく、赤い放射状の飾りやおかっぱ頭、目は切れ長細目。
C鳴子系:水引で結んだような前髪、胴は中が細く菊などの模様がある。
D作並系:小さな頭と細い胴、力二菊と呼ばれる文様がある。
E肘折系:にんまりとした表情、太めの直胴、重ね菊などの草花を描いた模様が多い。
F山形系:胴は細く、顔には割鼻が描かれ、胴の模様は紅花、牡丹、菊、梅など。
G蔵王系:頭は大きく赤い放射状の飾りやおかっぱ、胴は桜ずくしや重ね菊模様など。
H木地山系:頭と胴は一体。大きな前髪、おかっぱ頭。胴は太く経て模様の着物。
I南部系:頭がクラクラと動く。素朴で簡素なものが多い。
J津軽系:頭と胴は一体。頭はおかっぱ、胴は胸がふくらみ裾が広い。
(※@は福島県、A〜Dは宮城県、E〜Gは山形県、Hは秋田県、Iは岩手県、Jは青森県)

バスは再び山道を走り、村田ICから東北道に入る。仙台南JCから仙台市の環状道路となる仙台南部道路。さらに仙台若林JCで常磐道からつながる仙台東部道路に入る。仙台東部道路から海側のエリアは東日本大震災で津波に襲われた地域で、遠くに見える海岸の松林はポツリポツリと松の木が立ち残っている。この道路が路盤で整備されていたので、ここで津波が止められたとのこと。震災地に立てられた建物はどれも新しいが、がれきの空き地のままの所も見受けられる。多くの水田も復元され、稲が育っていた。仙台東部道路を北上し、利府JCから仙台松島道路に入る。利府JC近くには東北新幹線の車両基地があり、緑色の「はやぶさ」が停まっているのが見えた。
 仙台松島道路の松島海岸ICで高速を下り、山道を抜けると松島海岸に着いた。松島は観光地で道路も混んでいて人通りも多い。松島観光物産館でバスを降り、観光船に乗るため乗船場に向かう。観光船は貸切で本ツアー参加者のみでゆったりと乗船できた(暑いので船内に)。コースは外洋には出ない30分のコースで、エアコンの効いた船内で、奇岩や近隣の島の説明を聞きながら観覧した。もろい岩で出来た奇岩の多くは水の浸食ではなく風による風化でできたとのこと(これは初耳)。松島湾は水深が浅いところが多く、至る所に目印の棒が立てられている。また、牡蠣の養殖も行われており、ここで育てた稚牡蠣は全国に出荷されている。遊覧船には口の上手な売店のおばさんが乗っており、乗客のほとんどが土産を買った(わたしも・・)。
 遊覧船を下りて、次は「五大堂」に寄った。五大堂は807年に坂の上田村麻呂が毘沙門堂を建立したのが起源で、円仁(慈覚大師)が延福寺(瑞巌寺の全身)の創建時に5明王を納めた仏堂を建立。現在の建物は伊達政宗が再建したものといわれている。五大堂は前回来た時(20年ほど前)に子供たちと写真を撮ったところだが、前回の風景はあまり覚えていない。前回と比べるために写真を撮る。
 昼食までにもうしばらく時間があるので「瑞巌寺」に行く。瑞巌寺は828年に慈覚大師によって創建されたと伝えられ、奥州一の禅寺で、伊達政宗の菩提寺となっている。大震災の影響はこの寺でも見られ、2mの津波が押しよせ、参道の途中まで津波が来た。そのせいか参道脇の太い木々は全て伐採され、新しい木々が植林されていた。また、前回見学した洞窟遺跡群も修理中で近寄れなかった。今回は本堂の中に入り、お参りの後、桃山形式で作られた内部をゆっくり見ることが出来た。帰り道、同境内内にある「青龍殿」(宝物殿)に寄った。青龍殿には国宝の本堂障壁画図、正宗甲冑像、歴代藩主画像、茶碗など、出土した延福寺時代の遺物の約30,000点が納められている。昼食は「松かま五大堂店」の2階でいただいたが、笹かまは買わなかった。土産物を幾つか物色し、バスに戻る。
 バスは松島海岸ICから、仙台松島道路、仙台東部道路、仙台南部道路を経由し東北道を南下する。途中福島の「安達太良SA」でトイレ休憩。福島と言えば桃で、一寸時期が早そうだが土産に桃を買った(前回は桃を箱買いした)。郡山JCから磐越道に入り、「阿賀野川SA」でトイレ休憩。このSAには展望台があり阿賀野川が展望できるはずであるが木々が成長し、川の一部しか見えなかった。
 バスは磐越道を新潟に向かって走り、新潟中央JCから北陸道に入る。富山へは午後7時半頃の到着予定だが、家で食べる夕食用に弁当を予約しており、この弁当を「黒崎PA」で受け取る(休憩は無し)。さらに北陸道を走り「米山SA」でトイレ休憩。このSAの展望台からは、柏崎刈谷原子力発電所が見える。また佐渡島も見えるはずであるが、やはり木々の成長で見ることが出来なかった。
 バスは「上越JC」から上信越道に入り、「上越高田IC」で高速道を離れる。北陸新幹線の上越妙高駅に到着し、長いバス旅行はここで終わる。上越妙高駅では(同じ旅行者の近畿支社主催)他の団体も列車を待っており、待合室は混んでいた。添乗員は改札内の待合室で待つよう誘導し、こちらは空いていて、ほぼ全員座ることが出来た。30分ほど待ったところで、「はくたか571号」がやってきて、複数の乗車口に分かれて列車に乗ったが、一つの号車に2つの団体客が集中したため、予定の停車時間より乗車に多く時間を要した。
 途中の黒部宇奈月温泉駅で同行の一部の人たちが下車、そして富山駅で新高岡と金沢の人たちと、肘を体に付けて気品よく前後に軽く手を振って(皇室風)別れた。富山駅にはスケジュール通り定刻に列車が到着し、駅前に止めておいた車に乗って、我が家への帰路についた。  強行軍の行程であったが、天気に恵まれたせいか、意外と疲れが無く、満足の行く旅行であった。

蔵王ロイヤルホテル 震災時に堤防となった
仙台東部道路
松島の観光船
(貸切でした)
風で浸食された奇岩
五大堂から松島湾を 奥州随一の禅寺瑞巌寺 宝物を納めた青龍殿 団体客で混み合う
上越妙高駅



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ログ取得はTG−5を利用。新幹線乗車ルートは点ー点(トンネルが多いせいか?)。



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