Vol.769 24.May.2019

Windows10への道(2)

W Windows10への道(2)〜マシンの強化

by fjk

前回(abc768)組み上げたWindwos10マシンの性能をチェックし、さらに以下のように強化した。

1.ExperienceIndexで性能を確認
Windwos8以降エクスペリエンスインデックスがなくなったので、フリーソフトを使って確認することもできますが、実はWindows10でも以下の方法で確認することができる。
@WindowsPowerShell(管理者)を起動
Aコマンドラインから「WinSat formal」と入力すると、計測が始まる。
B 計測終了後、「Get-CimInstance Win32_WinSAT」と入力すると、測定結果が表示される。
WindowsPowerShellの起動 エクスペリエンスインデックス
2.データ用ハードディスクの追加
3.5インチ4Tb(STA)のHDDを追加した。
購入したHDDはBIOSでは接続が確認できたが、未フォーマットなのでwindowsでは認識されなかった。そこで、windowsボタンから「windows管理ツール/コンピュータの管理/ディスクの管理」で、追加ハードディスクをフォーマットした。
ユーザのアイコンでドキュメントなどは「プロパティ/場所」で「移動」を押して、新規ドライブのフォルダー(事前に作成しておく)を指示すると、追加ドライブ(ドライブD)のフォルダーをドキュメントフォルダーにすることができる。
ハードディスクの追加とフォーマット 無事windowsに認識された
3.回復ドライブの作成
Windowsが起動しないという不測の事態に備えて、「回復ドライブ」を作成しておく。
【回復ドライブの作成方法】
@32GB以上のUSBメモリを準備(メモリの内容はすべて削除される)。
A「コントロールパネル/システムとセキュリティ/セキュリティとメンテナンス」を選ぶか、「Windowsキー」+「R」から「wscui.cpl」を入力後、「回復/回復ドライブの作成」。
B「システムファイルを回復ドライブにバックアップします」をチェック。
C 作成するUSBドライブを選択後、「作成」をクリックすると、回復ドライブが作られる。
 
【回復ドライブの使い方】
@ 作成したUSB回復ドライブを接続し、パソコンを起動する。
A「トラブルシューティング/詳細オプション/イメージでシステムを回復」を実施。
回復ドライブの作成 「バックアップします」をチェック
4.修復ディスクの作成
バックアップ機能がある回復ドライブがあれば修復ディスクは必要ないが、「システムイメージ」のバックアップを作り、このバックアップを使ってシステムを回復する場合は修復ディスクが必要となる。なお、修復ディスクの作成にはドライブが必要で、CD-R以上の光学メディアがあればOK。
【修復ディスク】
@「コントロールパネル/システムとセキュリティ/バックアップと復元(windows7)」を選ぶか、「Windowsキー」+「R」から「sdclt」を入力後、「システム修復ディスクの作成」(CD/DVDドライブがないとエラーとなる)。
B 書き込みに使用するドライブを選び、「ディスクの作成」をクリックするとディスクができる。
修復ディスクの作成 書き込みドライブの指定
【システムイメージのバックアップ】
@「コントロールパネル/バックアップと復元/システムイメージの作成」を選択
A「バックアップ先」の指定(十分な空容量があるNTFS方式のハードディスクがベター)
B 複数のドライブがある場合は、さらに選択
C 設定を確認し「バックアップの開始」をクリック」するとバックアップが開始される。
D「修復ディスクを作成しますか?」とメッセージが出るが、既に作成済みなので「いいえ」
システムイメージのバックアップ
5.プリンタドライバーのインストール
外付けBluelayドライブをUSB接続し、プリンタに付属のDVDからプリンタードライバーおよびユーティリティーソフトをインストールした。この時の注意点は、プリンタとのUSB接続は行わないで、先にドライバーソフトをインストール後、画面の指示に従って、プリンタのUSBケーブルを接続する必要がある。この手順を間違えると、プリンタドライバーがインストールできなくなることがある。
 
6.セキュリティソフトのインストール
すでに持っているセキュリティソフトがあるがwindows10に未対応なので、新たに「スーパーセキュリティZERO(マルチOS、5台用)」を購入した。インストール時はソースネクストのアカウント(なければ新規登録)でログイン後、インストール・認証ができた。
 
7.オフィスソフトのインストール
パワーポイントも使いたいので「MS-Officeのホーム&ビジネス」を購入した。officeのインストールにはマイクロソフトのofficeページにアクセスし、マイクロソフトアカウント(なければ新規登録)を入力後、さらにシリアル番号を入力すると、officeのインストールが始まり、無事インストールが終了した。officeは2台までインストールできる。
なお、office購入時に、ショップでアクチベートを実施してもらう必要がある(アクチベート完了のメモを印刷してもらった)。
MS_Officeのインストール画面
8.一太郎・花子のインストール
一太郎・花子は既に利用しているので、バージョンアップ版を購入した。一太郎(花子)のインストールには、JUSTユーザ(なければ新規登録)で、ソフト付属のPINコードをインストール画面で入力すると、登録したメールアドレスに「シリアル番号」と「登録キー」が送られてくるので、このデータを入力すると、無事インストールが終了した。一太郎は3台までインストールできる。
 なお、一太郎(花子)も購入時に、ショップでアクチベートを実施してもらう必要がある(アクチベート完了のメモを印刷してもらった)。アクチベート後180日以内にシリアル番号を取得しないとPINコードが無効になるので注意!
 
9.メールソフトのインストール
メーラーには使い慣れているThunderbird_60.6.1を窓の杜からダウンロードし、インストールした。
メールサーバーに接続し、メールを受信しようとしたところ、「不正な証明書」「不明な証明書」などとエラーが出る。プロバイダーに確認したところ、「セキュリティの問題」と回答があり、サンダーバードのセキュリティを適切な状態にしたところ、正常にメールの送受信ができるようになった。
サンダーバードではデフォルトのセキュリティが自動的にセットされるので、合わないことがあるとのこと(古いバージョンではこのような問題はなかったのですが・・)。
 
10.FTPソフトのインストール
ホームページ更新用のFTPソフトには窓の杜から「FFFTP」をダウンロードしインストールした。(旧マシンのアカウント設定をそのまま同じで設定したところ、FTPサーバーに接続することができ、ファイルをアップ・ダウンロードすることができた。
 
11.PDFビュアのインストール
PDFファイルは一太郎のビュアでも見ることができるが、本家アドビのAcrobatReaderDCをダウンロードし、インストールした。この時、一緒にChromeもインストールした。
 
12.エディッタのインストール
エディタは使い慣れている「秀丸エディタ」をダウンロードし、インストールした。秀丸エディッタはシェアウェアなので正式版にするためには、
@ エディタを起動し、「その他/秀丸エディッタについて」を選択
A「送金登録」を選択
B「私は秀丸エディッタに送金しました」を選択
C 使用者の名前を入力
D「送金代行番号」または「作者から教わった暗証番号」に番号を入力し、OK。
13.復元ポイントの作成
ほぼ、ベースマシンができたので、ここで「復元ポイント」を手動で作成しておく。
@「コントロールパネル/システムとセキュリティ/システム」を選択、または「PCアイコン」を右クリックで「プロパティ」を選択。
A「システムの保護」を選択
B「システムの保護が有効になっているドライブの復元ポイントを今すぐ作成します」で「作成」をクリック。さらに「作成」をクリックすると復元ポイントが作成される。
C システムを復元する場合は、「システムの復元」ボタンをクリックする。」
復元ポイントの作成
14.CPU温度のモニタ
WindowsでCPUの温度を確認するには市販ソフトを使う方法もあるが、パフォーマンスモニターで確認することができる。ただし、測定値の表示はケルビンなので273を引く必要がある。
@ windowsマークから、「winodwsの管理ツール/パフォーマンスモニター」を選択する。
A パフォーマンスモニター画面で、カウンター追加ボタンをクリック。
B 「ThermalZoneInfomation」の「Temperture」を選んで「追加」ボタンを押す。
C パフォーマンスモニターのプロパティ/グラフでスケール最大値を350(77℃)に変更。
D 下部のデータを右クリックしプロパティでグラフのカラーを青などに変更
CPU温度表示を追加 ケルビン温度で表示
※しかし、この方法は、モニター画面を閉じるとデフォルトに戻ってしまう(のが弱点)。


Windows10への道(2)