abc813の双眼実体顕微鏡(S304-LT-LED)でより広視野の観察をするには対物レンズを交換する必要がある(接眼レンズ交換では像が小さくなるだけ)。そこで「0.5X補助対物レンズ」(1,500円)をaitendoで入手した。顕微鏡の対物レンズフードへの取付径(45.5mm)は46mmのものでは合わないので、取付径42mmのものを選び、取付用のアダプターリング(外46−内42−高5mm)を3Dプリンター(約2%縮む)で作成した。scopering.stl(zip)
補助レンズにアダプターリングを取付け、顕微鏡フードに押し込むとちょうど固定され、顕微鏡をのぞいてみると視野が幅10mmとX20のほぼ2倍の視野(X10)で観察することができた(作動距離は50mm)。しかし、カメラ画像はピントが甘く、視野もチョット広く(1.5X)なっただけだった。
拡大倍率が20-40倍のS304-LT-LEDに、0.5X補助対物レンズを付けることで、10-20倍の実体顕微鏡として使えるようになった。
さらに、明るさ調節ができるSWIFTの「144LEDリングライト」(3,600円)も補助レンズに取付けることができた。
自作アダプターリング と補助レンズ(右) |
アダプターにレンズを ネジ込んで取付 |
カメラによるView画面 (2012チップ) |
対物レンズフードに アダプターを押込んで取付 |
リングライトも補助レンズに取付 |
チップの取扱にPP-130(HOZAN、先端径0.6mm)を使っていたが、拡大鏡下ではピンセットが大きく見えるので、先端径が0.25mmの PP-131(842円、HOZAN)を購入した。これくらい先端が細くなると危険でもあり、また先端を簡単に変形させる可能性があるので、安全のためピンセットグリップ(573円、HOZAN)も合わせて購入した。グリップはピンセットの先端をキャップで保護でき便利。
PP-131(右)とグリップ | ピンセットをグリップに取付 |
医学については専門外であるが、以前、μ-TASによるPCR装置の研究開発に協力したことがあり、「新型コロナの7つの謎」(宮坂雅之氏著、ブルーバックス、2020.11刊)を読んで思ったことを述べる。
新型コロナウィルスは、まだまだ判らないことが多く、もっと詳しい情報は原書を読んで下さい。