Vol.817 26.Mar.2021

「セリカリフトバック」が完成 電子メモパッド PC8001の動作確認〜白黒表示

C 「セリカリフトバック」が完成

by fjk

 一昨年の1月から購読していた「トヨタセリカLB2000GT」(hachette)が110号(2021/2/17号)で全てのパーツが揃ったので、製作を再開した。組立マニュアルでわかりにくいところもあったが、自分なりに考えて、ジグを使ったり、手順を変えたりして、組立が完成した。
 製作途中で、その号で組み立てずに取っておく「保管パーツ」が多く、部品をなくさないか心配だった。コロナ下でパーツ供給に問題があったのかもしれないが、その号で組立に必要なパーツのみを添付するようにして欲しかった(添付ビスの種類が多く紛らわしかった)。
 出来上がったセリカLB2000GT(1//8スケール)は、全長52.7cm、全巾20.3cm、全高16cmと大きく、外装が金属ダイキャストで重いが、重厚で迫力があり、ライト類やエンジン音、ハンドル操作などのギミックを含め、細部まで忠実に再現されていて、実車(1600GT)の元オーナーにとっては「あーそうだった」と懐かしく思えた。
 このシリーズは人気だったためか、シリーズが当初予定の110号で終わらず、1/4のパワーユニットの組立が追加され150号まで延長となった(購読継続?)。
完成したセリカリフトバック


D 電子メモパッド

by fjk

 電子メモパッドは手書きで液晶にスタイラスペンを使って記入する仕組みのデジタルメモで、繰り返し使えるので、紙のメモ帳や付箋をペーパーレス化することができる。一括消去タイプや部分消しできるもの、PCやスマホとの連携やWi-Fi、Bluetooth対応タイプなど機能はさまざまあるが、とりあえずメモさえできればというメモ機能に特化したモデルが安価。
 そこで、LCD Writing Tabllet(1000円、オーム電機、8.5インチ液晶、140x221x5.5mm、102g)を使ってみた。付属のペン(指でも)でなぞるだけで簡単に手書きでき、消去ボタンを押すと全消去される。電池はボタン電池CR2015で8000回使用できる。液晶の耐用回数は50,000回で消去ボタンを押さない限り表示は消えない。なお、ペンは本体に装着でき、付属のマグネットで冷蔵庫などに接着できる。
 この手のメモパッドは多く市販されているが、いずれも似たり寄ったりで、表示が暗い、消しゴミがよく消えない・・などあまり期待しないほうが良いが、電話のメモなどチョットメモには十分使える。
電子メモパッド


P 古いPC8001の動作確認 〜TV画面で白黒表示

by fjk

 久しぶりに本家PC8001の動作を確かめようと思うが、PC8001の水平周波数は15KHz(640x200)のため、最近のモニター(31KHz)はこの周波数に対応していない。さらに、白黒(ビデオ)モニター接続ケーブルをなくしたので、白黒ビデオ用5ピンのDIN端子とケーブルでビデオケーブルを自作した。
 ビデオ出力を家庭用テレビのビデオ端子に接続し、PC8001の電源を入れると、画面は表示されたが、色が滲み文字が見づらい。PC8001の白黒ビデオ出力(NTSC)をオシロスコープで見てみると、P-Pが約2Vで、入力電圧が高い場合にみられる症状のようだ。そこで、1kΩのVRを途中に挿入し、P-Pを1V程度になるように調節した(約150Ω)ところ、画面が安定した。さらに100pFのセラミックスコンデンサを取り付けると、フィルター効果のためかより安定した。PC8001が正常に動作していることを確認できた。
 接続を簡単にするため、DINコネクタ内で150Ωの固定抵抗をビデオ信号回路に直列に挿入したケーブルを作ってみたところ、画面は表示できたが、何故か色・文字の滲みが発生し、安定しなかった。
 テストには19インチのテレビを使ったが、場所を取るので10インチのテレビに接続してみたところ、画面が一瞬表示されたが、その後は映らなくなった。PC8001のノンインターレスに対応していないのかもしれない。どうも、PC8001のモニタとして使えるテレビと使えないテレビがあるようだ。
PC8001の端子 白黒ビデオテスト回路
PC8001出力信号波形(2Vp-p) 直結時の画面(文字・色が滲む)
RC回路後の信号波形(1Vp-p) BASIC実行時の画面(滲み無し)
白黒ビデオテスト回路図 コネクタ内で抵抗を付けたが・・


「セリカリフトバック」が完成 電子メモパッド PC8001の動作確認〜白黒表示