レコードやテープの音楽をデジタルプレーヤーで再生するには、アナログ音楽をデジタル化しなければならない。この方法の一つとして、プレーヤのイヤホン端子からの信号をパソコンに接続したオーディオキャプチャー機器でデジタル化する方法がある。
機器の接続は、400-MEDIO17のステレオミニジャックを音楽を再生する機器(テープデッキなど)のイヤホン端子に接続し、USB端子をパソコンに接続するだけである。
400-MEDI017には音楽取り込みソフトとしてフリーソフトのAudacity(ver2.0.8)が付属しているので、これを利用する。最新版3.1.3はAudacityの公式ページから入手可能。
ソフトの使い方などは、OnLineマニュアルや以下のページなどを参考に・・。
メニュー表示が日本語でない場合、Edit>Preferences>Interface>LanguageからNihonngoを選択しOKをクリック。その後再起動すると日本語表示になる。
オーディオキャプチャーケーブル 400-MEDI017 |
Audacityの画面例(ステレオ) |
なお、レコードからの取り込みにはabc760で紹介したViny Motionを用いたが、自動曲分割がうまく行かなかったりところがあったので、Audacityで再編集した。
データの内、「参加アーティスト」は実際に参加しているアーティスト名(複数可)、「アルバムアーティスト」は分類するときに代表とするアーティスト名(1名)。
Complementary Waveform Generator(CWG)は、PWM波形の@ハーフブリッジ、Aフルブリッジ、BプッシュプルおよびCステアリング(同期/非同期)などのモードでパルス波形を生成する。さらに、パルス出力を遮断するシャットダウン機能があり、この機能を利用すると、パワーパックの過電流を検出することにより、回路を保護することが出来る。保護機能は次回以降に譲るとして、今回はCWGのステアリングモードでPWM出力を得る方法を検討する。なお、CWGは以前のECCP機能との下位互換性がある。
CWGは別途パルス入力が必要で、通常はPWM出力を利用する。ステアリングモードではA〜Dの4チャンネルの出力(同じ波形)が利用可能で、各チャンネルの出力はCWGxSTRレジスタで制御する。
ステアリングモード時の CWGブロックダイヤグラム |
CWGを用いたDCモータ駆動回路例 (出力モニタLEDの取付位置も変更) |
TMR2の設定 |
ADCの設定 |
SystemModuleの設定 |
ピンモジュール | |
PWM5の設定 |
CWG1の設定 |
MCC設定はabc844とほぼ同じだが、PWMはpwm5のみを使用し、CWG1の設定は、
abc845ではトランジスタを使ってパルス出力を負論理に反転したが、今回はCWGのPolarityをinvertedにすることで負論理を実現した。そのため、モニタ用の2個のLEDはモータドライバーの出力に2.2kΩの抵抗を介して、順電流方向が逆になるように接続した。なお、abc845の回路でも、PWM出力のpolarityをactive_loにし、このLED回路を使えばトランジスタを省略できる。
プログラムで、起動時にSW_A2_PORT入力をビット反転(〜)してdrcにセットしているのは、drcのif文を最初に実行させるためで、方向の切替はスイッチが変化したときに行うように変更した。
列車走行時のドライバー波形はノイズがほとんど無い綺麗な矩形波で、速度の可変もスムーズ。
OUT1→ (10V/div) OUT2→ (10V/div) IN1→ IN2 (5V/div) |
正進行時の波形 |
逆進行時の波形 |
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