Vol.825 16.Jul.2021

基板製作キット M.2-SSDのクローン化

P 基板製作キット 〜PIC書込アダプタ用LED配線チェッカー

by fjk

 安価で少量ロットの基板製作を受注できる業者も多数あるが、間違いの無いデータの作成、業者打合せなど、試作用と考えると面倒である。やはり基板を自作する方が設計の変更も容易で気楽に製作できる。そこで、サンハヤトの「感光基板製作入門キットPK-12」(3,740円)を購入した。
 なお、使用済み現像液およびエッチング廃液は廃液処理を必ず行うこと!!

◆キット以外に別途に揃えたもの
@ 露光器(EXBOX-S1200 、13,782円)
A マグネットクランプ(PXC-120、2,530円)
B エッチング用ピンセット(PIN-7、500円)
C 食酢(500mL、90円、現像液処理用)
D 棒状温度計(アルコール、300円)
E 風呂用洗面器(湯煎用)、BUT-1(600円)
 
◆基板作成手順
@ 配線パターン設計(MBEを利用)
A マスクパターン作成(EP-976A3で印刷)
B クランプでマスクパターンと基板を固定
C 露 光: (ちびライト、時計で3分)
D 現 像: (湯煎、30℃、30〜40秒)
F エッチング: (湯煎、40℃、10〜15分)
E 穴開け(0.8mm、更にピンバイスで拡大)
F 感光膜剥離 (現像液、DP-M500など)
G フラックス・コート剤を塗布・乾燥
H 部品(2012chipLED)取付(制限抵抗なし)

準備した器具・薬品 露 光(180秒)
現 像(30℃、30秒) エッチング(40℃、15分)
完成した基板
abc818のテーブルソーで切断)
LEDの点灯で配線を確認
(LEDチェッカー利用)


M M.2-SSDのクローン化

by fjk

 パソコンシステムのバックアップと容量アップを兼ねて、M.2-SSD(Samsung MZV7S500B/IT)のシステム全体のクローン作成を試みた。M.2-SSDのコピーには「SSDが認識されない」「コピーできない」「起動しない」など、うまくいかない例も報告されているが、HDD消去用として入手したAcronis True Image2020があるのでWindows10マシンのクローン化を試みた。クローン先M.2-SSD(MZV7S1TB/OT)は外付けUSB接続ケース(M2NVME-U31G2C[AOTECH])を利用したが、ケースによってはM.2-SSDが認識されない物もあるので注意が必要。
 クローン終了後、WindowsからM.2-SSDが認識されなくなった様に見える(ドライブレターがなくなった)が、「管理ツール/コンピュータの管理/記憶域/ディスクの管理」でクローンができていることを確認できる。ユーザのメモリ容量も465GBから931GBに増えている(E参照)。
 パソコンをシャットダウンし、電源ケーブルもコンセントから抜き、クローンM.2-SSDに差し替え、電源を投入すると、Windowsが正常に起動し、アプリも動作し、データもそのままだった(当然か)。
 システムにWestanDigital製品をTつでも接続している場合、フリーのAcronis True Image WD Edition が使える様だが、まだtestしていない。
@M.2-SSDを「初期化」 AM.2-SSDが認識された
BTrueImageでクローンを選択 Cソースドライブ選択
Dターゲットドライブ選択 EM.2-SSDクローンができた


+ 雑 感

by fjk

 協会が決めたルールを破り、事実を隠し、大関から転落することになった力士がいることは残念である。つくづく思うことであるが、このようなことになる前に、強くアドバイスする人がいたならばと思う。
 私事であるが、始めて就職するときに「酒と女と金に気を付けろ」とアドバイスされた。そして、これらが原因で、窓際になったり、人生を棒に振った人を実際に見ることがあった。そのたびに反面教師としてこの言葉を思い出した。
 「人は失敗を犯す動物」であり、失敗を恐れて何もしないのではなく、失敗したら素直に反省し、次に繋げてゆくことで、進歩が生まれると思う。最も悪いのは失敗を隠すことである。
 コロナウィルスやオリンピックで世の中が混乱している状況で、不正や失策があっても、失敗を認めず。誰も責任を取らない政府や議員・役人さんに猛省を促したい。そして、失敗を糧にしていただきたい。


基板製作キット M.2-SSDのクローン化